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2009.09.15 (Tue)

『グイン・サーガ』第24話「モンゴール最後の日」

私はもっとくならねばな…。
その為にも、今はけ入れるしかない。

GUINSAGA - グイン・サーガ

天野喜孝 グイン・サーガ画集天野喜孝 グイン・サーガ画集
(1996/03)
天野 喜孝

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ヴラド大公崩御。
新興国であるモンゴールにとって、国の柱を失うという事は、
ある種致命的な大ダメージを負ったといえるでしょうね。

さて、モンゴールの首都・トーラスに潜入したグイン。
隠密活動にはまったく不向きな筈の彼が、
どうやって戦時下の敵首都に潜り込めたのかは分かりませんが、
首尾よく目当てのシドにいきなり遭遇。
待ち合わせでもしていたのでしょうか?
ヴラド急逝の原因も彼のような口振りでしたが…。

それにしても、それまで送られてきていた"お友達(刺客)"と比べて、
持てる力に差があり過ぎるのですが…。
不思議な力でグインの自由を奪い、いとも簡単に捕獲。
しかも華奢な体でグイン並みの怪力を持っているようでしたが、
こんなのアリですか!? グインの事を、
言ってみれば、この世の悪の根源。
人々を、いや、この世界を滅亡させる邪悪な魂の塊(かたまり)。

と言っていましたが、漠然とし過ぎていて、何の事だかわかりません。
グインが過去にどんな罪を犯したのかはわかりませんが、
少なくとも、シド自身が真の英雄とは、とても思えません。
むしろ、シドこそが"邪悪な魂の塊"に見えるのですが。



早く来い!来て私の憎しみのすべてを受け取れ、アルドナリス!
もはや私の生き甲斐は、お前を討ち取り、
冷たくなったその唇に口付けする事だけ…。

復讐の焔を燃やすアムネリスでしたが、そこへ大公崩御の報せが届き、
またしても撤退を余儀なくされる事に。
ただ、ナリスならばトーラスまでも攻め入って来るだろうからと、
おとなしく撤退を了承します。
アムネリスの行動原理は、すべてにおいてナリスありきなのですね。
しかし、撤退するアムネリス軍を待ち構えていたのは、
本来同盟国である筈のクム5万の兵でした。
ここに至って進退窮まり、アムネリスは死を覚悟し、
全軍に突撃命令を出します。

実を言うと、アムネリスの判断はそう間違っていなくて、
この場合クム5万の兵の一点だけを突いて、
無理矢理にでも突破するしか道は無かった筈なのです。
敵布陣が包囲する事を目的とし、横に広がっている状態ならば、
全軍で一点にかかればむしろ突破しやすい筈ですから。
ただ、アムネリスの指令は全軍玉砕に近いものでしたから、
似て非なるものには違いないのですが…。

乱戦のさなか、アムネリスはついに恋い焦がれた男の姿を目にします。
生きていた。本当にあの人が生きていた。

生きていたという事は、既に報告を受けて知っていますし、
ナリスと戦う為に軍まで出しているのですから、
事実の確認という意味では「今更…」なのですが、
気持ちに整理をつける為には、
やはり直に(その眼で)確認する必要があったのでしょう。
その一瞬の隙をつかれ、配下の手で気絶させられたアムネリスは、
"クム"に投降する事になりました。

「アムネリスに会わないのですか?」とリギアに問われた際の、
私はそんなに悪趣味じゃないよ。
あの誇り高い公女の捕らわれた姿など見たくはない。

というナリスの言葉は、額面通り受け止めてもいいものなのか、
「アムネリスなどにはもう興味がなくなった」という意味なのか、
判然とはしませんが、一応前者と受け取っておきましょう。

同盟国を最悪のタイミングで裏切ったクムはたしかに汚いですが、
それもまた戦争です。
ただ、この裏切りの発端がヴァレリウスにあるとしたら、
彼はいったいどんな手を使ったのでしょうか。
相当に小汚い提案を持ちかけたであろう事は、
想像に難くありませんけれど…。



援軍もなく、敵大軍にいいように攻められて、
モンゴールの首都・トーラスは陥ちました。
何だかあっけなさ過ぎるような気もしますが、
城が陥ちる時なんてのは、こんなものかも知れませんね。
ただ、攻城戦は攻め手が3倍の勢力で攻めて
やっと互角と言いますから(防御側が有利)、
アムネリス軍5万が無事に帰り着いていたらと思うと…。



さて、シドに捕らわれていたグインですが、
温室のような場所でイバラのような植物でくくり付けられ、
3日間生き延びていたようです。
シドの狙いは、国と国とを戦わせて消耗させる事。
次はパロの二粒の真珠が標的と定めたようでした。
結局、シドは思わせぶりな事を言うだけ言って、
核心部分は何も語ってくれませんでしたね。

シドがグインを殺そうとしたまさにその時、
投石機の攻撃が直撃し、グインは危うく難を逃れる事ができました。
リンダとレムスが危ない。

そう言って、急ぎパロへ向かう事を決意するグインでした。

さぁ、ここで素朴な疑問です。
グインはいったい何の目的があって、
3日間も生かされていたのでしょうか。
何かを聞き出す為でしょうか?
しかし、グインは記憶喪失。何も聞き出す事はできません。
また、尋問する描写もありませんでした。
人質という考え方もできますが、
それなら、なぜシドは最後に殺そうとしたのでしょうか?
合理的な理由が見つかりません。
ただ単に3日間いたぶって苦しむ様子を見たかっただけ?

また、国と国とを戦わせて疲弊させる為なら、
ヴラド大公は殺さずに生かしておいた方が良かったでしょう。
カリスマ的君主の下、きっとモンゴール軍は長らく持ちこたえ、
その結果、双方が大いに消耗した筈です。
ヴラドをわざわざ殺す意味がありません。
彼の言動は矛盾だらけです。一言で言うと、蛇足です。



リンダとレムスは、この時になってようやくパロへと出発する事が、
できるようになりました。
リンダは無邪気に嬉しそうですが、
レムスは(救国の英雄)敗者となる事が決定してしまったので、
おもしろい筈がありませんね。
むしろ、針のむしろの毎日が待っているかと思うと気が重い筈です。
もはやレムスに人望を集める手だてはなくなりました。
権力闘争が起きる事は必至の情勢です。



気絶したまま投降させられ、
クムの都ルーアンに軟禁させられていたアムネリス。
モンゴール陥落(無条件降伏)の報せに愕然とします。
このままの状態が続くものではなく、
いつか国が再興できるだろうと言うフロリーに対し、
パロにはアルドナリスがいた!だから復活できたのだ。
だがモンゴールにはもう誰も…。

しかし…、
姫様がおられます!
私(フロリー)にとって姫様はいつだって、どんな事があったって、
光の公女…、いえ、光そのものなのです。
おきれいで、お強くて、激しくて…。
姫様ならきっと、きっとモンゴールを復活させる事ができます!

というフロリーの言葉に勇気を取り戻しました。
この時初めて、彼女は己の心を統べる者になったのかも知れませんね。
私は強くならねばな。その為にも今は受け入れるしかない。
モンゴールは…、この私が宿敵アルドナリスに、
完膚(かんぷ)なきまでに破れた事を…。

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テーマ : グイン・サーガ - ジャンル : アニメ・コミック

タグ : グイン・サーガ

22:28  |  グイン・サーガ  |  TB(7)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

こんばんは。

>ナリスの言葉は、額面通り受け止めてもいいものなのか、
>「アムネリスなどにはもう興味がなくなった」という意味なのか、

言葉どうりだと思うんです・・・婚儀を押し付けられたところに、都合よくアムネリスが惚れたのを利用しただけなので、もともとアムネリス個人に興味はなかったと思いますが(苦笑) 今更、会うべき利点も理由もないし、相手に会ってさらに傷つけるような真似も、修羅場もごめんですし・・・こういうのって、私が女性だから思うんでしょうか?(笑)(^^;
でも、この小説の作者も女性ですしね。

>ただ、この裏切りの発端がヴァレリウスにあるとしたら、
彼はいったいどんな手を使ったのでしょうか

モンゴールの統治権をクムに任せるとかじゃなかったかと思います。
パロはモンゴールなどいらないですし。
アニメでは、あまり描かれてないですが、たしか、モンゴールは貧しい辺境の国ですので、豊かな大国のパロはモンゴールを手に入れる利点がなく欲しいとは思ってないのと、国内を復興させる為にモンゴールに裂いてる余力は無いという理由でした。

きなこ |  2009年09月17日(木) 19:53 | URL 【コメント編集】

★男目線、女目線。

きなこさん、コメントありがとうございました。

たしかに、もともとアムネリス個人に
さしたる興味はなかったかもしれませんが、
彼女の心情をまったく意に介さない態度っていうのは、
男の(私の)目から見ると、やっぱり好きになれないんですよねぇ。
アムネリスに対する扱いが、まるで虫けらに対する扱いに思えて。
むしろ、彼女に会って、
恨み事のひとつも吐かせるぐらいの度量が欲しいというか、
ツバのひとつも吐かせたその後で、ピシッと締めて欲しいんです。
「忘れるな、先に手を出したのはモンゴールだ」みたいな感じで。
(勝手な妄想w)

なお、男目線・女目線という言い方をするなら、
リギア(というか女性キャラ全般)の扱い方を見て、
栗本先生はやっぱり女性だな~と思う事があります。
男性作家だと「女性の武器を利用して…」という部分に、
どうしても遠慮が入ると思うのですが、
女性はその点遠慮がないというか、容赦がないですよね。(^^;)
もちろん、男性作家でもそういう役割の女性は描きますけど、
かなり限定されたキャラだけで行われるものです。
女性作家さんの場合は「女性」に変な幻想を抱かない分、
割り切って書けるように思います。
リンダにしても途中から遠慮なくチュッチュしてますしね。(//_//)

領土の件ですが、モンゴール本土に魅力はなくても、
ノスフェラスを手にする事は、
ナリスにとって重要な意味があると思うのですが、
この段階ではそこまで手を伸ばせないという事でしょうか。
とりあえず、次回でクムの王族さんの人となりを見ない事には、
これ以上の事は言えませんね。

それでは、今回もまた、ありがとうございました。
みくぽっぷ |  2009年09月17日(木) 22:57 | URL 【コメント編集】

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