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2009.08.25 (Tue)

『グイン・サーガ』第21話「クリスタルの反乱」感想

かりそめの闇を払いしまばゆき光。
真なると新なる
分かれし未来は如何なるさだめか…。

GUINSAGA - グイン・サーガ

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(1983/03)
栗本 薫

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聖なる祖国を奪還すべく、パロ各地で広がる暴動。
機は熟した。
足らざるものは戴く御旗、民を導く光の御子なり。



 蜂起した学生たちのこと
リギアをイラナだと持ち上げて、
独り勝手な"偶像崇拝"を始めていましたが、
当のリギアがナリスに諫言(かんげん)した言葉…、

 彼らをあまり仲間扱いなさいませんように。
 きっとつけあがって悪い種をまき散らしますわ。

…が正鵠(せいこく)を射ているような気がします。
理想を語り、民衆を扇動するばかりで、自らの力を持たぬ者たち。
純粋なるが故の"独善と驕慢"が透けて見えるようです。

彼らに問題がある事はナリスとて気付いているのでしょうが、
どうやらしばらくは、自ら進んで"偶像"を演じるつもりのようです。
魔道科学を研究する為の"手駒"という意味もあるでしょうが、
むしろ"政治的にな臭い"を強く感じます。
後の王位継承問題を考えれば、
"シンパ"を増やす事には意味があります。
しかも、相手は理想に燃える"革命の尖兵"なのですから…。



 リギアとカースロン
カースロンの死を聞き、涙したリギアの姿が少し意外でした。
もとは情報収集と攪乱を目的に近付いただけの男ですが、
長く一緒にいた事で情が移ったのでしょうか。

 私はあの男が好きでした。
 妻になろうとは思いませんでしたが…。
 単純で、正直で、憎めないところがありましたもの。
 あの人はいい人でした。

この場合の「好き」は「love」ではなく「like」でしょうね。
自らの立場と状況を分析する事もできず、
"戦争集結の英雄"として自分(リギア)を妻に迎える事に専心する、
そんな無邪気な姿に絆(ほだ)されたのかも知れません。
リギアにとって前述の学生たちが"小賢(こざか)しい小者"ならば、
カースロンは"愛すべき愚者"だったのかも知れません。
少なくとも、口先三寸で人を惑わし、
神の名の下に運命を弄(もてあそ)ぶ"非情の主君"に比べれば、
よほど"善人"のような気がします。



 ナリスについて
ナリスにとって"ヤヌスの思し召し"とは、
"ヤヌスの意志"を指すのではなく、
"ヤヌスの采配"を恣意的に操作した"自ら(ナリス)の意志"
を指す言葉なのだと思います。
いわば"運命のマジシャンズ・セレクト"とでも呼ぶべきものです。
自由意志で選んでいるかのように見せかけて(錯覚させて)、
実はすべてがナリスの掌の上…。
もちろん、選んでいるのは"神様"ではなく、
神の名の下に踊らされた"人間"なのですけれども。

ところで、ナリスのやろうとしている事は、
突き詰めて言えば"国の乗っ取り"ですよね。
正統なる王レムスの生存を知りながら、その事実を近臣にも伏せ、
自らが英雄的行動を見せる事で人心を収攬(しゅうらん)する…。
レムスが愚鈍なままだったなら、
そのもくろみは何の問題もなく達成されていた事でしょう。
リンダを妻にする事で、王位の正統性も確保できます。
しかし、レムスは覚醒してしまいました。
また、リンダの心は別の男(イシュトヴァーン)のものです。
これはかなり深刻な問題です。
ナリスにとってこの事態は、先読みの範疇に入っていたのでしょうか。
一度投げた賽(さい)は元に戻す事ができません。
彼自身が気付かぬままに、
"死地"へと足を踏み入れてしまったのではないでしょうか。
これもまた"ヤヌスの思し召し"でしょうか。



 焦燥のレムスと幼いリンダ
"他人がもたらした勝利では意味がない"。
レムスの考えは正当です。
"パロ救国の英雄"は"新王"であるレムスでなければなりません。
そうする事で始めて"真の王"たり得るのです。
そうでなければ、政治的な安定は望めません。
いまのレムスにとってモンゴールなどは問題でなく、
最大の政敵はクリスタル公アルドナリスに外なりません。
その事がわからずに、ナリスの生存と活躍を素直に喜ぶリンダは、
"政治音痴"と呼ばれても仕方ないでしょう。

はたしてレムスは、この窮地をどう乗り切るつもりなのでしょうか。
そして、ナリスの命を受けたロルカに対し、
"10の力の幾つまで"を晒(さら)すつもりなのでしょうか。
レムス自身もまた"死地"に陥っているようです。



 グインのこと
キタイの紋章をつけた刺客が再び襲ってきましたね。
主人公であるグインがこんなところで命を落とす筈もないので、
きっとあっさり勝利してしまうのでしょう。
物語の本筋とは関係のない"ただの戦闘シーン"に時間をかけるほど、
尺に余裕ある作品とも思えませんし…。

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